2月末の日曜日のことですが、4月に中学生になる娘と妻と原宿に出掛けました。原宿にした理由はありきたりな話しですが、その年頃の女の子向けのお店も多いだろうし、何か楽しめるものがあれば、ということで原宿に行って参りました。
昨年のGW頃、原宿~渋谷~表参道あたりを歩いたのですが、その時は比較的人混みはまばらであり、「もしかして、今の若い子達は原宿より新大久保?」と考えたりもして、不動産の賃料水準等にも影響を与えるのかなとも思いました(職業病とでも言うのでしょうか)。
ですが、今回改めて原宿に来てみると、物凄い、人、人、人。
結局今になって分かったのですが、昨年のGW頃は行動制限もあったので、皆さん外出を控えていた。それが、もうこの時期は皆さん外出を控えなくなった。ただ、それだけのことであったと思います。
ただ気になったのが、メインストリートである竹下通りは、人とすれ違うのも一苦労なほど混雑しているのに、空き店舗が散見されたことでした。あれだけ人が多ければ集客に苦労することはないので、出店を希望する店舗もそれなりにあると考えられます。では、なぜ繁華性が高い場所なのに、空き店舗が複数発生しているでしょうか。
ここで勝手に仮説をたててみたのですが、「竹下通り沿いの店舗は賃料が高いものの、出店した店舗は負担する賃料に見合うほどの収益をあげられないのではないか」というものです。
竹下通り沿いにある店舗は、若い女の子をターゲットにした店舗が集中しております。ファッション、雑貨、飲食(クレープ屋等)、そして流行の韓国系グルメ・ショップ等。その店舗に共通しているのが、「若い女の子をターゲットとしているだけに、低価格が中心」ということです。来店客数が多く、販売数は多いものの、低単価であるため、総収益はそれほどでもなく、結果として高い賃料を負担することが出来ないのではないかと思っております。
その逆が表参道ということでしょうか。表参道沿いのハイブランドショップには、それほど来店客は多くないものの、竹下通りよりも高い賃料を支払っております。
という訳で、休日に外出して歩くことも、色々勉強させられますし、考える一つのきっかけにはなりますね。