今週、都心に本社を構える上場不動産業者様のオフィスにお伺いし、社員の方にミニセミナー(どちらかというと私的な勉強会に近いです)を実施しました。
テーマとしては、①高騰するマンション価格、②不動産の価格の考え方(公示価格等)、③不動産争族となってしまった具体的事例、について短い時間ですので、簡潔にお話しさせて頂くとともに、加えて不動産鑑定士が普段どんな仕事をしているのか、ご説明させて頂きました。
やはり、いつも思うことは、不動産鑑定士の業務内容を発信していくことは大事であると改めて思いました。今回も、普段の業務内容をご説明した後、質疑応答の時間で「銀行からの融資をうまく引っ張られれば前に進む案件があるのだが、相談乗ってくれないか」「立退料の水準って、どの程度の金額を把握しておけばいいのか」「相続で争いがあった場合、鑑定を実施するとどのようなメリットがあるのか」等、思いの外ご質問頂き、かなり充実した時間を過ごすことが出来、多くの方の課題解決のお手伝いをしていくためには、日々研鑽を積んで行かなければならないと再認識しました。
勉強会やセミナーの資料作成は、調査時間も含めると、かなりの時間を要するので、頂く謝礼と対比すると正直採算は合いません(勉強会はほぼ手弁当です)。ですが、調査して得た知識等は普段の業務以上に身につきますし、別に登壇する機会でも活用できますし(単純な焼き直しはしないように心がけております)、勉強会やセミナーで新たな出会いもありますので、楽しみながら資料作成を今後もやっていきたいと思います!